日本では
この中でも、「関節リウマチ」は、膠原病に含まれる代表的な病気の1つで、指、手関節、肘、膝、足関節など、からだの多くの関節で炎症が起きる病気です。
「関節リウマチ」は英語で“Rheumatoid Arthritis”といい、その頭文字から、
「RA(アールエー)」と略されることもあります。
厚生労働省の報告1) によると、国内での関節リウマチ有病率は国民の0.33%で、全国患者数は60万人と推計されています。高齢化の中、患者数は年々、増加傾向にあるようです。
発病はすべての年代で起こりえますが、30歳代から50歳代で最も多く、15歳以下で発病した場合には若年性関節リウマチとして区別されています。
男女比は1:3と女性が多く、男性の3倍となっています。
関節リウマチの病因は体内の

1) 関節を包む関節
2) 滑膜内の血管が増加し、この滑膜組織に白血球(リンパ球やマクロファージなど)が入り込みます。
3) 関節内で自己免疫(自分自身の細胞を攻撃してしまうこと)が起こり、マクロファージが炎症性サイトカイン(
4) TNF-αが、主に
5) 破骨細胞・軟骨組織の過剰産生により軟骨や骨の破壊が進み、やがて関節の変形、時に
関節リウマチの初期の症状は関節炎に伴うこわばり、腫れと痛み、発熱などです。
関節以外にも全身倦怠感、痛みなどの症状が現れることがあります。
病気が進行すると関節の軟骨や骨が破壊され、関節の変形に伴う
※ すべての症状がかならずしも起こるわけではありません。
関節リウマチは、他のリウマチ性疾患の病気と似通った症状があるため、関節リウマチかどうか、自分だけで判断するのは難しい病気です。医療機関では、次のようなアメリカリウマチ協会の診断基準に則り、診断を行っています。
アメリカリウマチ協会の関節リウマチ診断基準(1987年改訂)
□ 朝のこわばり(1時間以上)が、6週間以上続いている
□ 3箇所以上の部位での関節の腫れ(関節
□ 手首の関節または手掌の関節または手指の関節の腫れが、6週間以上続いている
□ 左右対称性の関節の腫れ(関節腫脹)が、6週間以上続いている
□
皮下結節
□ 血液検査(RAテスト)による血清リウマトイド因子が陽性である
□ 手指、手関節のX線所見で変形が認められる
※ 上記7項目のうち、4項目以上に該当した場合、関節リウマチと診断されます。
出典
1: 「リウマチ・アレルギー対策委員会報告書」平成17年10月
厚生科学審議会疾病対策部会/リウマチ・アレルギー対策委員会
病気の進行によって関節が変形し、関節を動かせる範囲(関節可動域)が徐々に狭くなります。ひざ関節や股関節の変形が進むと歩くことができなくなります。ひざ関節の場合、大腿骨と脛骨の間の外側関節の軟骨がすり減り、外反変形することが多いです。
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ひざ関節や股関節、肩関節などで脱臼が起こりやすくなります。
また、首の骨(
朝起きたときや、しばらく関節を動かさないでいた後に、関節がこわばって動かしにくくなります。これは関節を動かしているうちに元に戻りますが、朝のこわばりが数時間続く場合もあります。これらの症状は関節内でのリンパの流れが悪くなることにより起こります。戻る
指、手関節、肘、膝、足関節などで痛みと腫れが徐々に起こります。腫れた箇所を押すと痛みがあります。その部分が熱を帯びている場合もあります。 また、関節リウマチの場合、たとえば右手に症状が出ると、左手の同じ箇所にも同時期に症状が現れやすくなります。(対称性関節炎)戻る
リウマチの活動が活発なときに微熱の起こることがあります。しかし、38℃を超える熱が出ることはほとんどありません。 また、関節の炎症により、疲れやすい、食欲不振、体重減少などの全身症状が現れます。戻る
変形したまま関節が固まり、ひざや肘を伸ばせなくなる状態が屈曲拘縮です。手指や足指に拘縮が起こる場合もあります。戻る
変形したまま骨と骨がくっついて固まってしまう状態が強直です。膝関節の場合、大腿骨と脛骨がくっついて曲げることができなくなります。戻る
肘や後頭部などに、しこり(皮下結節)のできる場合があります。押しても痛みはありません。戻る
悪性関節リウマチの場合、関節だけでなく血管にも炎症が起こり、心筋
※難病情報センターのサイトへ(http://www.nanbyou.or.jp/)